痛いのなんて、慣れてるけどね。 1
2001年4月12日仕事が忙しいながらも、
こないだの木曜からずっと毎日、なにかと
彼と顔をあわせていた。
すごくうまく、いっていた。
彼は、元かのとまだきれていなくって、
それがすごくいやだったけれど。
今日は、電話がかかってきて、
いっしょに夕ご飯を食べることになった。
焼肉屋さんも前で、まちあわせ。
お店についてみると、あれ。。。?
貸し切りだって、今日・・・
彼に電話をしても、シカ電してる・・
待ち合わせから20分遅れて彼が登場。
しょうがなく、隣の駅の焼肉屋さんにいった。
食事のあと、お店の外で、しゃべっていた。
あたしは、うちに来て欲しかった。
でも彼は、やっぱり、うちにお姉ちゃんがいるから
行きづらいみたいで。
しばらくうだうだ話していたけれど、
「やっぱ、行ってもいい?」
だって。
嬉しかった。
なんか、こうやって、毎日連続で会えることが、
昔にもどったみたいで。
彼は、原付。
あたしは、歩きできていたから、
「乗れよ」
って、二人乗りでうちに向かった。
違反すること、あたしすごくいやなんだけど、
いつも強く言えない。
しかも、今は交通安全期間。
取り締まりが厳しくて、あたしははらはらしていた。
でも、
「なにかあっても、オレが守ってやるよ」
って彼が言った。
あたし、ほんと馬鹿だった。
裏道を通って、うちにもうすぐ着く。
ほっとしていた。
そのとき。
目の前に、いたんだ。
パトカーが。
あたしは、固まってしまった。
ごまかせるかと思って、バイクから降りた。
でも、パトカーからは、警察官が二人出てきたんだ。
「おこられる・・・」
そう思った瞬間。
彼は、あたしを置いて、走り去った。
わけわかんなかった。
警察官は彼をおいかけたけれど、追いつかなかった。
あたしは、ただ呆然として、
警察官に囲まれるしかなかった。
彼のことを、聞かれる。
でも、答えていいのかわからない。
あたしはなんにも言えずに、動けなかった。
彼、捕まっちゃうの?
「電話、して、いいですか?」
そう言って、彼に電話した。
「何?」
「え。。。。?あの、あたしいま、
つかまっちゃったんだけど。」
「知らない奴だっていえよ」
電話は切れた。
「あの。。。、今日会った人で、
よくわかんないんですけど。。」
「そう言えって、いわれたんでしょ?」
「あれ、彼氏でしょ?きみ、おいてかれたの?
ひどい奴だね・・・」
完全に、見抜かれていた。
「もう一回かけていいですか?」
「もしもし?」
「なんだよ?」
「あの・・・」
「ごまかせよ」
切れた。
どうすれば、いいんだろう?
ごまかせるわけが、ないじゃないか。
あたしがあまりにも何にもいわないもんだから、
警察官のひとが、言った。
「このままだと、君を本署につれていくよ?」
「え・・・?!ちょっと、待ってください」
もう一回、かける。
「もしもし?」
「・・・・・」
「ねえ。。。どうすればいいの?」
「オレは、関係ないから。」
どうにもならなかった。
それでも、なんでだろう?
あたしは、彼の名前もなにも、言おうとしなかった。
パトカーに乗せられる。
もう一度だけ、かけてみた。
「・・・・」
「あたし、つれていかれちゃうよ・・・」
切れてしまった。
それっきり、電源をきられてしまった。
「君の名前は?」
あたしは正直に、名前も、住所も言った。
でも、彼のことを、言えない。
よくわからないけれど、なにかがすごく怖くて。
一人で判断できなかった。
まみこに電話する。
「あたし、どうしたらいいの?」
「は?なにいってんの?あんた、会社クビになるよ」
警察官がどなった。
「本署にきてもらうからね!!」
こないだの木曜からずっと毎日、なにかと
彼と顔をあわせていた。
すごくうまく、いっていた。
彼は、元かのとまだきれていなくって、
それがすごくいやだったけれど。
今日は、電話がかかってきて、
いっしょに夕ご飯を食べることになった。
焼肉屋さんも前で、まちあわせ。
お店についてみると、あれ。。。?
貸し切りだって、今日・・・
彼に電話をしても、シカ電してる・・
待ち合わせから20分遅れて彼が登場。
しょうがなく、隣の駅の焼肉屋さんにいった。
食事のあと、お店の外で、しゃべっていた。
あたしは、うちに来て欲しかった。
でも彼は、やっぱり、うちにお姉ちゃんがいるから
行きづらいみたいで。
しばらくうだうだ話していたけれど、
「やっぱ、行ってもいい?」
だって。
嬉しかった。
なんか、こうやって、毎日連続で会えることが、
昔にもどったみたいで。
彼は、原付。
あたしは、歩きできていたから、
「乗れよ」
って、二人乗りでうちに向かった。
違反すること、あたしすごくいやなんだけど、
いつも強く言えない。
しかも、今は交通安全期間。
取り締まりが厳しくて、あたしははらはらしていた。
でも、
「なにかあっても、オレが守ってやるよ」
って彼が言った。
あたし、ほんと馬鹿だった。
裏道を通って、うちにもうすぐ着く。
ほっとしていた。
そのとき。
目の前に、いたんだ。
パトカーが。
あたしは、固まってしまった。
ごまかせるかと思って、バイクから降りた。
でも、パトカーからは、警察官が二人出てきたんだ。
「おこられる・・・」
そう思った瞬間。
彼は、あたしを置いて、走り去った。
わけわかんなかった。
警察官は彼をおいかけたけれど、追いつかなかった。
あたしは、ただ呆然として、
警察官に囲まれるしかなかった。
彼のことを、聞かれる。
でも、答えていいのかわからない。
あたしはなんにも言えずに、動けなかった。
彼、捕まっちゃうの?
「電話、して、いいですか?」
そう言って、彼に電話した。
「何?」
「え。。。。?あの、あたしいま、
つかまっちゃったんだけど。」
「知らない奴だっていえよ」
電話は切れた。
「あの。。。、今日会った人で、
よくわかんないんですけど。。」
「そう言えって、いわれたんでしょ?」
「あれ、彼氏でしょ?きみ、おいてかれたの?
ひどい奴だね・・・」
完全に、見抜かれていた。
「もう一回かけていいですか?」
「もしもし?」
「なんだよ?」
「あの・・・」
「ごまかせよ」
切れた。
どうすれば、いいんだろう?
ごまかせるわけが、ないじゃないか。
あたしがあまりにも何にもいわないもんだから、
警察官のひとが、言った。
「このままだと、君を本署につれていくよ?」
「え・・・?!ちょっと、待ってください」
もう一回、かける。
「もしもし?」
「・・・・・」
「ねえ。。。どうすればいいの?」
「オレは、関係ないから。」
どうにもならなかった。
それでも、なんでだろう?
あたしは、彼の名前もなにも、言おうとしなかった。
パトカーに乗せられる。
もう一度だけ、かけてみた。
「・・・・」
「あたし、つれていかれちゃうよ・・・」
切れてしまった。
それっきり、電源をきられてしまった。
「君の名前は?」
あたしは正直に、名前も、住所も言った。
でも、彼のことを、言えない。
よくわからないけれど、なにかがすごく怖くて。
一人で判断できなかった。
まみこに電話する。
「あたし、どうしたらいいの?」
「は?なにいってんの?あんた、会社クビになるよ」
警察官がどなった。
「本署にきてもらうからね!!」
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